あはきの学校を卒業し
そのまま治療院に勤めた私は、
開業する時は、もちろん
あはきの治療院として開業するつもりでした。
この仕事を志すにあたり、
自分が過去に受けた施術が素晴らしかったので、
迷わずあん摩マッサージ指圧師を養成する専門学校に通い、
その後、免許を取得してからも
開業を考えている時まではそのつもりでした。
しかしながら、
既に開業している先輩方の話を聞いたり、
開業に関する様々な本を読んでいると
自分の治療院に特色がないと差別化はもちろん、
お客さんに選んでもらえない!
という結論に達したので、
それからは自分の過去を振り返りながら、
他の治療院との違いや、どんなことで
差別化(自分の院に通う理由)できるかを、
考える様になりました。
・自分の経歴
・提供するサービス
・技術力
・営業力
・ブランド力
・立地
・営業時間
・価格
これらを考えると、
経験も実績も無い自分が差別化するためには、
これまで歩んできた体験を活かした
院にすることが一番差別化になると思い、
思い切ってバレエ専門の治療院にしました。
ただ、ここで一つ問題だったのは
屋号をそのまま「治療院」にしてしまうと、
バレエやスポーツに強い治療院で
身体の悪いところを直す治療院は既にあったので、
それなら、身体は悪くないけど、
思い通りにダンスのパフォーマンスが上がらない!
上達ができない、
でもダンスやスポーツに強い治療院では、
専門的な知識(身体の使い方など)は無いから、
お悩み解決ができなくて悩んでいる人はいるはず、
そう思い、バレエ治療院ではなく、
あえて「バレエ整体院」にした経緯があります。
要はどのポジションを取るかですが、
私の場合は「治療」ではなくバレエの「上達」という
ポジションを取ることで差別化しました。
どんな整体院にしたいかを考える時は、
来てほしいお客さんや、自分にしかできないことを考えると、
自然と差別化できると思いますので、
例えば整体院でも治療系なのか、
もしくは美容やリラクゼーション系なのか?
さらにはトレーニング系なのか?
どんな目的でお客さんは自分の院に通ってくれるのか、
また、自分の強みを活かして来てほしいお客さんを考えると、
少しずつやって行く方向性は定まってくると思います。