東京の大田区は羽田空港にほど近い
京急蒲田駅から電車で一駅の所に私が通っていた学校がありました。
私は当時、日中はバイク便の仕事をしていたので、
夕方までに仕事を終わらせ、午後18時には学校へ通う毎日。
勤務先が遠かった人は、
頻繁に遅刻をする人もいましたが、
全体の9割ぐらいの生徒は既に社会人だったので、
遅刻をしたからといって怒られる、
ということは無く、割と自由度は高かったと思います。
入学式が終わり、各教科の授業も初回の授業は
だいたい先生と生徒との間で自己紹介をして終わり!
って感じでしたが、
2回目からは、
いよいよ本格的に授業が始まりました。
ちなみに、入学初年度に学んだ
授業科目は、ざっとこんな感じです↓
・医療概論(座学)
・公衆衛生(座学)
・学校伝統の実技
・あん摩・指圧の実技
・解剖学(座学)
・生理学(座学)
毎週月曜日から土曜日までの週6日
一コマ×90分の授業が一日2コマあったので、
一週間に全部で12コマの授業がありました。
授業科目を見て分かる通り、全12コマのうち
実技は4コマのみなので全体の約7割は座学の授業でした。
なので、あはきの学校で手技が身に付く、
というより、施術者になるための知識や心構えを身に付ける!
それが、あはきの学校なのかな?
という認識を持ちながら当時は過ごしていたと思います。
もちろん、あん摩・指圧の実技授業では、
基礎的な手技を身に付ける授業はありましたが、
それはあくまで「基礎的な手技」でしかないので、
現場で様々なお悩みを抱えるクライアントに
それだけで即対応できるか?
といえば、それは限りなくNOに近いと思います。
やはり型にはまった授業だけでなく、
現場で様々なお悩みを抱えるクライアントと向きうことで、
施術者としてのスキルは上がり、
やがてそれがクライアントの
信頼獲得に繋がることを、私も実践デビューして気づきました。
実技の授業は、あん摩・指圧の他に
通っていた学校独自の授業もありましたが、
こちらは、どちらかというと
脊柱矯正がメインの授業だったので難しく、
入学してからの一年間は、まずは人の身体に
触れて「慣れる」というとこから始まった学校生活でした。