あはきの学校生活も
いよいよ最終学年を迎え、
新学期が始まってから
まず一発目に学力試験がありました。
昨年の同時期に比べて若干の成長はありましたが、
やはり、まだまだ安心して国家試験に
合格できるレベルではありませんでした。
3年生になると、
とにかく周りが国家試験モード
に入るため嫌でも緊張感は高まります。
当時の私の生活は1年目と2年目同様に、
日中はバイク便の仕事をしながら学校に通う毎日。
生活をするためのお金は
仕事をセーブしていた分きびしく、
ごまかしながら何とかやりくりしていた状態で、
その当時支払っていた家賃
7万7千円の支払いをたまに忘れることもあり、
完全歩合制のバイク便の仕事をセーブすれば
する分だけ徐々に借金が増えていく毎日でした。
幸い勤めていた会社は給料を前借できたので、
本当に厳しい時は、何度か給料を前借して凌ぎました。
それでも、
あくまで学校に入った目的は、
あん摩マッサージ指圧師になるために
必要な知識と免許を取ること!
このゴールへ向かう気持ちはブレなかったので、
たとえ生活がギリギリでも、またマイナスの生活に陥っても、
目的だけは見失わず国家試験に備えました。
3年生の授業では、2年生の時に
一旦お休みになっていた解剖学と生理学も再開したので、
座学の中でも最難関だった
この二つの教科の勉強と復習も大変でした。
その頃になると以前していた
単語帳を使っての勉強スタイルも再開し、
前期の中間と期末テストでは何とか赤点なしで乗り越え、
いよいよ夏休み後の10月、
絶対に落とせない「卒業認定試験」が待っていました。
生活が掛かっていたので、
絶対に追試なしで一発パス!
頭にはそれしかありませんでした。