「100万円」以下でサロンを開業する方法

目次

自己資金ゼロでもサロンは開業できる?

開業を志しても、
自分の臨床技術がまだ未熟だったり、

お金の問題があって
独立を躊躇している人はいると思います。

臨床技術を習得するためには
それなりに経験や勉強も必要ですが、

資金の問題に関しては、
政府系金融機関でも低金利で融資を受けられるので、

今回は一人サロンの場合、
いったい、いくらのお金があれば開業できるか?

私の経験を元に、お届けしたいと思います。

修行時代のマイナスから、0円でスタート!

2013年の8月、大田区の糀谷という、
小さな街のマンション一室に開業した当時は、

自己資金ゼロ、そして経験値は、
治療院に勤めた2年というキャリアからスタートしました。

勤務していた頃は、
あはきの学校の授業料を返済する為にローンに追われ、

とても開業資金を捻出する余裕はなかったので、
本当にお金はゼロからのスタートでした。

しかしながら、いろいろ調べてみると、
自己資金は無くても政府系の金融機関なら
低金利でお金は借りれるようだったので、

そのまま治療院に残るより、
自分の夢にかける道を選択しました。

もちろん、
金融機関から融資を受けるためには、

事業計画書だったり、
保証人をつけたりする必要はあるので、

それなりに準備をする必要はありますが、

詳しくは ≫ 政府系金融機関
無料相談を利用すると、色々教えてくれます。

≫ 政府系金融機関では、お金を返済できる根拠や、

保証人をつけることで
私の場合は案外簡単に融資は下りました。

受けた融資額は100万円

金融公庫から受けた
融資の内訳はざっとこんな感じです。

内装工事諸費用:約20万円
(主に壁紙の張り替え、塗装代)

設備・備品導入費用: 約15万円
(施術用ベッド等、レッスンバー、骨格模型、その他)

消耗品費 :5万円
(フェイスタオル、カバー類、その他)

広告宣伝費 :30万円
(チラシ、ショップカード、HP作成、その他、出稿料金等)

合計で70万円。

初めは自宅サロンでスタートしたので、
マンションを借りる時に必要な諸々のお金はかかっていません。

ということは、計算だと手元に
「30万円」は残る計算になります。

しかしながら世の中そう甘くはなく、
開業当初は自宅サロンだから、
店舗にかかる初期費用は安く済みましたが、

やはりマンションサロンの場合、集客は簡単ではないので、
一か月、20人ほど集客するのにはじめは苦労しました。

軌道に乗ってからは単価を少し上げても、
50人、60人、70人、と来てくれましたが、

世の中、開業していきなり
海のものとも山のものとも分からない人を
信用してはくれませんでした。

運転資金も、
自宅サロンだからキャッシュが入れば大丈夫だろう?

ぐらいの甘い考えでしたが
損益分岐点の1日=1.5人をクリアするのに、

私の場合は
半年ぐらいかかったと思います。

【損益分岐点とは?】
利益がプラスでもマイナスでもなく、ちょうどゼロの売上高のこと。

よって、借金が完済した、
よし、これからガンバるぞ!!

と意気込んでいた矢先、

比較的早い段階で勤務していた頃の
借金生活に逆戻りした経緯があります(苦笑)

因みに、運転資金は、
よっぽど前の職場のお客さんを引き継げたり、

また月々の費用を安く抑える当てがない限り、
向こう3か月~5か月分ぐらいは用意していた方が良いと思います。

まとめ

私の場合は確かに
「100万円」以下で開業はしましたが、

その後、集客に苦労し
マイナス何十万円の借金ができてしまったので、
成功例ではありません。

でも、出張や既に設備が
整っている店舗を間借りして開業できれば、

月々の費用はもっと
安く抑えることが出来ると思うので、

きっと「100万円」以下でも開業はできると思います。

既存顧客がいない!
という事はリピート率が「0%」なので、

100%新規のお客さんを獲得しなければいけません。

広告費にお金をかけられないなら、
あとは地道にSNSで情報発信するか、

もしくはチラシをまいたり、
人が集まる場所に赴いて宣伝をする必要があります。

集客に関して、お客さんを
集める方法は無限大にありますので、

次回は私が集客した方法について紹介したいと思います。

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