28歳の時にダンスの世界で
やっていくことに限界を感じた私は、
進むべき道を最初から整体師!
と決めていた訳ではありませんでした。
というより、
・整体師
・あん摩マッサージ指圧師
・鍼灸師
・柔道整復師
それぞれの違い、
その他、タイ古式や気功師を含め
様々なリラクゼーション系の施術者の違いって何なのか?
当時はさっぱり分からず、ネットや紙媒体を含め、
どうやって手技を学べば良いのかを模索していました。
ちなみに、数多くある手技療法の中でも、
・あん摩マッサージ指圧師
・鍼灸師
・柔道整復師
の3つは国家資格なため、
これらの免許を取るためには3年間、
厚生労働省が認可した専門学校もしくは大学に通う必要があり、
他の手技療法は国家資格ではないため
人によっては民間の整体スクールに通ったり、
また個人でスクールをやっている整体師の元で勉強する人もいます。
学校へ行かなくてもリラクゼーション系なら、
全く経験が無い状態でお店に勤め、
施術の研修を受けながら施術者になる人もいます。
私の場合は、当時たまたま長いことお願いしていた
出張マッサージの施術者が、あん摩マッサージ指圧師だったため、
その方のアドバイスと指圧の一点圧に感銘を受け、
手技を学ぶ場はあん摩マッサージ指圧師の養成学校に決めました。
よって、最初からバレエを踊る人の為の
院を開業することは考えておらず、
それはあくまで、その後の様々な展開によって
進むべき道が決まった! と言った方が正しいかもしれません。
これから手技を学ぼうとしている人は、
学校選びを考えるより
まずは、なぜ施術者になりたいのか?
施術者になって、
どんな価値やサービスを世の中に提供したいのか?
その「何のために?」
を先に考えた方が良いと思います。
なぜなら、弱い動機のまま学校へ行ってしまうと、
解剖学や生理学を含め、難しい学校の勉強についていけず、
そういう人達は途中で挫折してしまうからです。
先ほど例に挙げた国家資格を取得できる専門学校であれば、
私立大学並みに高い授業料を払ってまで入学し、
勉強についていけない人は途中で挫折してしまったり、
もしくは、なんとか卒業しても
その後待っている国家試験にはなかなか合格できず、
苦労している人を私も沢山見てきました。
手元になんの資格も取れないで終わってしまう!
という例は普通にあるんです。
開業を考えている人であれば尚更、その「なぜ?」
を追求することによって進むべき道や選ぶ学校は見えてくると思います。
私はダンスを踊っていた頃に、
毎週受けていたあん摩マッサージ指圧師の施術によって、
明らかにダンスのパフォーマンスが上がっていくことを実感できたので、
自分はもう舞台で輝けないけど、
今後は舞台で輝くダンサーをサポートしたい!
という想いからその道を選びました。
まとめますと、
通う学校をどこにするかより、なぜ施術者になりたいのか?
その後、どんな価値を提供したいのか?
そこを先に考えた方が、
手技の勉強は実際には学校を卒業してからの方が
身になることが多いので、
迷っている方は、ぜひ「なぜ」を追求してみて下さい。