入学試験の当日

 

 

入試当日の朝、

 

私にとっての受験は実に高校入試以来でしたが、

 

試験科目の小論文と面接対策は
それまで入念にしてきたつもりだったので、

 

多少の緊張はありましたが、
割と平常心で会場まで行くことができたと思います。

 

試験会場に到着して受験票を渡すと、
まず案内されたのは小論文の試験がある教室でした。

 

案内された教室内を見渡して感じたことは、

 

この業界は普通の専門学校とは違い
受験する生徒の年齢は本当にバラバラなんだということ。

 

平均年齢は26歳前後という事前情報があったので、

 

てっきり入試に来ている人は
だいだい20代後半ぐらいの人が多いのかな?
って思ってましたが、

 

それはあくまで平均の年齢であって、

 

実際には18歳から上は
60歳ぐらいまでの人が混じっていました。

 

また、これは後から知ったことですが、
入学動機も、やはり皆さんバラバラのようで、

 

家業を継ぐために資格取得を考えている人もいれば、
私のようにダンサーをサポートする仕事に就きたくて入学を考えている人、

 

その他、50代ぐらいの人は定年退職した後の
セカンドキャリア用に入学を考えている人もいました。

 

そんな様々な入学動機の人達と一緒に、
久しぶりの「受験」というものに臨みます!!

 

まずは一本目は小論文から。

 

小論文は課題テーマによって
出来不出来に大きく影響を与えると思っていたので、

 

基礎を学んでいない私にとっては少々厄介な存在でした。

 

確か…実際に出題されたテーマは、
「これからの医療従事者に求められるもの!」

 

だったと記憶しています。

 

とにかく書く内容に詰まった時は、
テーマから連想できることを思い浮かべ空白は無くすこと、

 

そして文章を起承転結に
まとめることだけに注意しながら完成させました。

 

100%やり切った!
という達成感はありませんでしたが、

 

その時のベストは出せたかな?
ぐらいの出来ではあったと思います。

 

続いて小論文の後に行われた面接の方は、

 

こちらに関しては、
事前準備として必ず聞かれると思っていたことは
何回もシュミレーションをして備えました。

 

当校を選んだ理由と卒業後はどんな道へ進みたいのか?

 

この2点は絶対に聞かれると思っていたので、
自分なりに予め回答を用意して面接に臨みました。

 

が、実際にはピ~~ンと張りつめた雰囲気というより、

 

話題に上がった話は、あなたはこれまで
舞台という華やかな世界にいたのかもしれないけど、

 

私達の世界は、とても地味な所なんだよ!

 

本当にやっていける?

 

などという話題が中心になり、
面接管をしていた学校長は確か70代後半ぐらいだったと思いますが、

 

とても温かそうな人柄で、
面接を受けながら益々入学したい!

 

という気持ちになったことを覚えています。

 

面接中、例え話題が経歴にそれても、
それでも積極的に「学ぶ姿勢」と「本気度」だけは伝わるように心がけました。

 

結果、第一希望の昼間部は不合格でしたが、
第二希望だった夜間部に合格することができ、

 

次のステップへ進むことができました。

 

ダンスを踊っていた頃も、
オーディションというオーディションは殆ど合格できなかったので、

 

私にとっては、

 

初めての!?  小さな成功体験です。

最近のコメント
コメントなし

フォローする