あはきの学校に
入学した年齢が33歳だった私にとって、
「入学式」という行事に参加するのは実に18年ぶりでした！
式に参列するにあたり
当時はバイク便の仕事をしていたので、
スーツらしいスーツは持ち合わせていなく、
確か入学式には喪服に
白ネクタイを締めて参加した記憶があります（笑）
入学したクラスは夜間部だったため
高校を卒業して新卒で入る生徒は殆どいなく、
あはきの学校へ通う生徒の大半は
日中は定職に就きながら学校へ通う人達でした。
本来であれば入学式では友達を作ったり
また、式の後には仲良くなった人達と一緒に、
これから迎えるキャンパスライフを想像しながら
どんちゃん騒ぎなんかをする人達も…いるのかもしれませんが、
仕事をしながら学校に通う私にとっては、とんでもない！
全くそんな浮かれた気分にはなれず
フルで仕事が出来なくなることを考えると、
仕事の報酬は減ってしまうので、
果たしてこの先、
本当に仕事と学校生活の両立は出来るのだろうか？
学校へ入学する為に1年分と
2年分の授業料は金融公庫から融資を受けれたけど、
3年目になった時、お金が無くなって
授業料が払えなくなるんじゃないだろうか？
不安が募る一方で、
本来であれば入学式は
とても「めでたい行事」なはずなのに、
私の心の中はそんな
ネガティブが感情ばかりが先行していました。
実際、その言葉が2年後には現実となりましたが、
学校へ入学することも、手に職を付けて開業することも、
全ては自分で決めたことだったので、
どんなに高い壁が立ちふさがろうと、乗り越える覚悟はできていました。