治療院に勤める【研修期間】

あはきの学校へ3年間通い、

国家資格も取得して
座学も実技も勉強してきたから、

自分なりには治療院に勤めても
そこそこ働けるだろう!

そんな想いがあったのは事実だが、


実際の臨床現場では何度も
施術者としての未熟さを痛感させられた。

とある訪問先では、ギックリ腰の患者さん、

また、とある訪問先では、
交通事故に遭い思うように身体を動かせない患者さん。

これらの急性期疾患は、
一見、あん摩マッサージ指圧の治療院ではなく
「整骨院」へ行くはずでは?

と思うかもしれないが、

患者さんは治療院と整骨院の違いを
実際には把握していない人も多かったので、

現場では様々な対応に迫られた。

勤務してからは
しばらく研修が続いたので、

当時の私の勤務スケジュールはざっとこんな感じ。

朝に出勤してから
まずは事務所兼待機室の掃除、

その後、先輩スタッフが出勤してきたら、
研修期間中(指名10人取れるまで)に決められていた内容を実施。

途中で仕事が入れば
研修は一旦中断して現場へ向かう。

一日8時間労働であっても
見習い期間中は研修もあるので、

実際には、それなりの長時間労働になった。

自分の手元に働ける資格の「免許」はあっても、
それは経験がない資格保持者にとってはただの紙切れ。

何より一人前として認められるためには、
患者さんの信用を得なければ指名には繋がらない。

この信用という壁を突破するにあたり、
私の場合はトータルで2か月位はかかったと思う。

治療院の面接を受けた時、

院長からは年齢も年齢だし、
ゆくゆくは独立開業したほうがいい!

という旨の話をされたが、

治療院に勤めてからの1年間は、

まだまだ独立のことまで考える余裕はなかった。

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